ライター名・湖衣よ、さようなら。本名のわたし、こんにちは。

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ランサーズ代表の秋好さんがブログメディアのインタビュー記事で、今後ランサーズが実名制に移行するという方針を改めて知った。

インターネット上でフリーランスと企業の仕事を仲介する仕組み、クラウドソーシングサービス大手のランサーズは今後、匿名のクラウドソーシングサービスから...

実際には2017年4月に発表されていたものらしいが、このインタビュー記事で改めて仕事をする際の、もしくは現実世界を生きる場合の名前をどうするか、という問題を考えさせられた。

真面目にペンネームにあこがれていたランサーズ登録当時

私自身は、@SOHOでWEBライターを始めて10年ほどが経つ。当時はバイトやパートの延長として副業的に捉えていたため、本名で依頼者とやりとりをしていた。

それからたまたま見た経済番組でランサーズを知って登録したのが2012年2月。その際、本名でいくか匿名でいくかについてはかなり悩んだところである。

ただランサーズがクラウドソーシングというネット上の場所であることから、ハンドルネームとして愛着のあった湖衣という名前を「ライター名」「筆名」として使うことにした。湖衣というライター名でWEB上のお仕事をすることにとても意味を感じていたのである。

作家がペンネームを持つように、湖衣という名前で仕事をすることで、現実の世界との線引きをすることができた。本名の仕事ではない、ネットの仕事であると頭や気持ちを切り替えてシフトが出来るということ。そこに大きな魅力を感じてた。

本名で仕事をすることと、その広がり

やがてビジネスシーンでFacebookを使うことが当たり前となり、Twitterでもアカウントを使い分けたり、本名で登録して仕事をしていくフリーランスが増えていくうちに、本名で仕事するとは何かを考えさせれた。

よほどの才人は別として、本名もしくは実名で仕事をする際に生まれる絶対的に信頼や安心感、責任。そこから広がる本人のブランド力、ネームバリューはとても価値が高く、意味は大きい。匿名がメインだったTwitterやインターネットの世界において、若い世代はもちろん世代に関係なく次第に本名で働くことが常識になって来ている。

本名とともに顔出しするかどうかも大きな問題だ。本名や顔出しをすれば実害を被るかもしれないという危惧はよほどのトップユーチューバーやブロガーだけなのだろうか。いや、少なくとも数年前まで、ネットで本名と顔出しすることのリスクは一定程度あったと思うし、いまでも全くなくなったわけではないだろう。

それでもSNSでは本名や顔出しがあふれていて、それ故に広くユーザーから支持を得て有名になったり、仕事を増やしたりしている。

有名であることはそれだけ本人の才能と努力、そして運。結果としてお金を含めた豊かさにつながっていくのだろうが、私自身はそこまでの覚悟や意欲を自分の中に感じてはいなかった。

仮想な現実と、現実な仮想と。

ただ、今回、秋好さんの記事を改めて読み、ライター名で仕事を続けることの限界をひしひしと思い知らせられているところが大きい。というより、本名と顔出しによって自分の責任を明確にし、より社会と関わるような仕事に携わってみたいと思えるようになったというべきだろうか。

10年間、ライターとして自分を育ててくれた湖衣という名前には心から感謝しているし、自分の分身としてこれからも大切に持ち続けていこう。その上で、ライター湖衣の仕事は少しずつ縮小して、裸一貫、最初から本名での仕事を手探りで始めていきたい。

本名で仕事をしたいと叫ぶ声

すでにいままで本名での仕事の経験もあるので、もしかすると本名としての私とライター湖衣としての私と、全く別ルートで取引したり、コミュニケーションを図っている人だっているかもしれない。曲がりなりにも苦しみながらやってきた湖衣というライターとしての小さな実績を置いて、本名でスタートするのはもったいないような気もする。けれど、それはそれとして、もはや本名で仕事をしていかなければと自分自身の心の声が大きくなってしまっている。

匿名であること。本名であること。現実と仮想のはざまで、自分はどういう生き方をしていくのか。その方向性を打ち出したいと願いながら、これから半年ほどの時間を過ごして行けたらと思う。

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